ローカルに人気のぜんざい『いいやんべぇ』(南城市)

Reading Material

おすすめ

初回投稿日:2018.05.30
 最終更新日:2024.03.05

ローカルに人気のぜんざい『いいやんべぇ』(南城市)

ぜんざい『いいやんべぇ』

南城市佐敷(なんじょうしさしき)の手登根(てどこん)、ヤシ並木を抜けた国道331号線沿いにある、ぜんざい屋さん『いいやんべぇ』。地元の主婦が、住宅敷地内の車庫だったスペースを改装して数年前にオープン。地元客を始め、南部路ドライブがてら遠方から訪れるお客さんも口コミで増えています。


ぜんざい『いいやんべぇ』の店内

大きな丸テーブルがひとつ置かれただけの小さな店内は、いつもお客さんでにぎわっています。


沖縄ぜんざい

こちらがザ・王道、一番人気の“ぜんざい”。小豆を煮る一般的な本土のぜんざいと違い、金時豆を使うのが沖縄風ぜんざいです。もちろん、亜熱帯の沖縄では、年間を通じてたっぷりのかき氷でいただくのが定番です。


沖縄ぜんざい

きなこぜんざい、ミルクぜんざい、宇治金時、黒糖蜜ぜんざい、いちごミルク金時、コーヒーぜんざい、アイスクリームぜんざいなど、お味のバリエーションもいろいろ。『いいやんべぇ』のぜんざいはふわふわかき氷に、よく煮込まれ水分が少なめとろりとしたツヤツヤお豆が特徴です。


沖縄ぜんざい

オーナーの山城美幸(やましろ・みゆき)さんは、お店を始める前に、手に入る金時豆はいろいろ試して今の味に行きついたのだそう。豆はたっぷりの水と時間でゆっくり戻した後、毎日4時間かけて煮ているのだとか。


沖縄ぜんざい

美幸さん曰く「食べた時に、豆がパサパサしてたり、豆と皮が分離したりしたら口の中で嫌でしょう〜?」。だからこそ丁寧に丁寧に煮るのだそう。夏と冬では気温や湿度に応じて、豆を戻す時間や煮る時間も変わり、豆にとってちょうど〝いいあんばい〟を見極めるのが秘訣だそうです。


テイクアウト

スープの冷めない距離ならぬ、氷の溶けない距離のご近所の常連さんは、慣れた様子でテイクアウト。容器代30円で持ち帰りも可能なので、ドライブの途中にさっと買って近くの海で食べる! なんていうのもアリですよ。車でほんの数分走れば海もすぐそこですから。


ぜんざい『いいやんべぇ』の店内

店内席の他に、ガーデニング好きの美幸さんが丹精した小さなお庭席もあります。メニューはぜんざい以外に子どもたちが大好きなかき氷もスタンバイ。マンゴーやシークヮーサーなどトロピカルな味も楽しめます。




沖縄そばやタコライス、沖縄風天ぷらと並んで、ウチナーンチュにとって、おやつのオキナワンソウルフードといっても過言ではない〝ぜんざい〟。


沖縄ぜんざい

ドライブの途中に喉を潤して〝いいやんべぇ(いい気持ち)〟してくださいね。

いいやんべぇ

住所 /
南城市佐敷字手登根378
電話 /
090-6866-1184

沖縄CLIP編集部

同じカテゴリーの記事