キャロットアイランド津堅島まるごと祭りへ

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歴史文化

初回投稿日:2016.03.19
 最終更新日:2024.04.18

キャロットアイランド津堅島まるごと祭りへ

沖縄本島中部・うるま市にある離島で、通称「キャロットアイランド」といわれる津堅島(つけんじま)。その通称名の通り、無農薬ニンジンの特産地として有名な島です。3月13日、その津堅島で『第1回キャロットアイランド津堅島まるごと祭り』が行われるというので、フェリーで行ってきました!

フェリーぐがに
 
うるま市の有人離島はほとんどが橋でつながっていますが、唯一、船で渡る有人離島が津堅島。うるま市の平敷屋(へしきや)港から、島まではフェリーで30分ほど。高速船もあります。祭りの日だけあって、この日は港に人があふれていました! 人口約500人の島に、なんと1,000人ものお客さんが集まったとのこと。さてどんな祭りだったのか、体験レポートをお送りします。

キャロットアイランド津堅島まるごと祭り会場
 
津堅島の港が祭りのメイン会場となっており、特産品の直売や加工品のブースが多数出店。ステージもあり、活気に満ちていました。また、品物の購入についてはチケット制で抽選券付き。チケットのほか現金でも購入できて、ちょっとの不足分や端数は小銭を足してお買い物ができました。

津堅島のニンジン
 
さっそく、島の恵みに舌鼓。津堅島のニンジンを素材にした品々が並び、どれを選ぶか悩むほどの品揃えでした。僕がチョイスした商品は、津堅島のニンジンパウダー入りバンズのチキンバーガーと(500円)、津堅にんじんサイダー(250円)。デザートはニンジン入りの餅(150円)でした。

津堅にんじんサイダーとチキンバーガー
 
お味のほうは、バーガーのバンズはニンジンの甘さがほのかに感じられたり、デザートの餅は逆にニンジン特有の香りがほとんどなかったのでニンジンが苦手な人でも美味しく食べられそう。さらに津堅にんじんサイダーは、素材の存在感が前面に出たパンチの効いた味でした。そのほか、海産物のモズクの加工食品も、モズク丼や、モズク入り餃子などが人気でした。

モズクのつかみ取り
 
この祭りの中で、注目していたイベントのひとつがモズクのつかみ取り! わずかワンコイン100円で、ビニール袋にモズクを詰め放題! 小さなお子さんからおばあちゃんまで、モズクが入っているプールに手を伸ばし、争奪戦が繰り広げられました。担当されていた海人さんにお話を伺うと、「お昼までモズクが残っているかどうかわからないよ?」とのこと。僕も写真を撮っている場合ではありません。さっそく100円を支払い、袋いっぱいにモズクを詰めて持ち帰ることができ、大満足でした!

ニンジン畑での収穫体験
 
そして、いちばんの目玉が、ニンジン畑での収穫体験! チケット1,000円分で、ニンジンを15本まで穫ることができるので、できるだけ大きなものを狙います。大きさの見分けかたのポイントは、葉が大きくよく伸びていること。たまに大きすぎて身が割れていることもありましたが、それはそれでまた旨いのだとか。

ニンジン畑での収穫体験
 
津堅島のニンジンは、無添加で甘みがあるのが特徴です。ジュースにしても良し、にんじんシリシリや煮物、いろんな料理で味わうことができます。(※毎週第4日曜日には、読谷村のファーマーズマーケットでも販売されるそうですよ)

ニンジン畑での収穫体験
 
とにかく、ふだんはなかなか土に触れる機会が無いので、とても新鮮な体験でした。ファミリーでの参加者も多く、お子さんたちに感想を聞くと、「楽しい!」の連発でした。とくに大きいニンジンが獲れたときの充実感がなんともいえません。収穫あとの帰り道は、農家のお兄さんに島内を案内していただきました。ワゴン車にみんなで乗り合わせてワイワイとプチ観光。

津堅島
 
あっという間に、津堅島の美味しい食べ物と、楽しい体験は終わりましたが、次回またこの島を訪れてみたいと思いました。ぜひ皆さんも、津堅島に関連する沖縄CLIPの記事を参考に(下記リスト参照)、津堅島の島旅を楽しんでください!

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津堅島

住所 /
〒904-2317 沖縄県うるま市勝連津堅

桑村 ヒロシ(KUWA)

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